こんにちは。「おうちモンテで療育.com」のりっきー(@KodomoOtona58)です。
2021年2月19日(金)モンテッソーリ教育の映画が公開されます!
タイトルは「モンテッソーリ 子どもの家」
フランスのモンテッソーリ幼稚園に2年3ヶ月密着取材して完成した、壮大なドキュメンタリー映画です。
【新着情報】2021.2.18追記
アレクサンドル・ムロ監督からメッセージが届きました↓
110年前にイタリアで生まれたモンテッソーリ教育、ここ最近はこれからの子どもたちに求められる「非認知能力」とモンテッソーリ教育で育つ力に共通点が多いということで再注目されています。
このたびご縁があり、試写を観る機会をいただきましたので、見終わった感想やおすすめポイントなど、その魅力をお伝えしていきます!
Contents
あらすじ
2015年3月から2017年6月まで、2歳半~6歳の28人のクラスを“観察”。
子どもたちは“お仕事”が大好き!
マリア・モンテッソーリが約1世紀前に提唱した革新的な教育法を実践している北フランス・ルーベの幼稚園。
クリスティアン・マレシャル先生のクラスでは、2歳半から6歳までの28人が学んでいる。絵を描いたり、リンゴを切ったり、積み木で建物を作ったり。計算を学んでいる子もいれば、4歳のジェロのように歩き回ってクラスメートの活動を観察している子もいる。
常に穏やかな口調を心がける先生のもと、子どもたちは自由に活動しているが、それぞれの“お仕事”に夢中で取り組んでいるので、教室はとても静かだ。そうやって能力を鍛えているのだ。彼らは難しい課題に取り組み、強い意思を持って何度も挑戦し、自力で解いていく。
さまざまな教具が並べられた棚の前で迷っていたジェロは、ハサミと紙のセットを選んだ。引かれた線に沿って紙を切ろうとするジェロの眼差しは真剣そのもの。また、先生が水差しの中身を移すお仕事を見せてくれたときの彼の瞳は一層の輝きを増す。3~4歳の子どもは、天才と呼ばれる人々と同じ高い集中力を持っているのだ。
この“集中現象”に着目したことが、モンテッソーリの教育法の原点となった。
ここでは、先生はとても謙虚な存在だ。先生は毎朝、教室を整えて子どもたちのために心地よい環境を作る。
決して押し付けることはなく、子どもの能力が自然に伸びるように手助けをする。子どもの自主性に任せ、一歩引いて観察することで“敏感期”に気づくことができるのだ。ジェロが文字に興味を持ち始めたことに気づいた先生は、この敏感期を捉えてすぐに教具を渡し、文字を教え始める。
夏休みが終わり、新しい学期が始まった。年少の新入生たちは、最初は泣いていてもすぐに順応する。お母さんの姿が見えなくなるまで窓のそばから離れなかった3歳のアリックスも、自分で動き始めた。今年もまた感動的な光景が日々生まれていくことだろう。
教室は縦横無尽のワンダーランド
先行試写の感想
園の日常の生活の中で生まれる、子どもたちの生き生きとした表情、研ぎ澄まされる感覚、突然やってくる魔法のような成長の瞬間。
子どもたちが何かに強く心を奪われ、夢中になる時はその課題を乗り越える成長の時。
大好きなモンテッソーリの世界がありのままに映し出されていました。
子どもたちの関わりに、時にはほっこり、時にはハラハラしながら画面の中の世界に引き込まれていきました。
「子どもたちの持つ可能性を引き出す」という教育の役割をあらためてじっくりと考えることができる素敵な映画でした。
モンテッソーリ教育の本を読むのも好きですが、文字だけでは感じ取ることのできない、映像から伝わるパワーはそれ以上!
本上まなみさんと向井理さんの温かいナレーションに包まれて、ぐっと魅入るように画面を見つめ続けた105分となりました。
おうちモンテをされている育児中のお母さん、お父さん、教育機関にお勤めの先生方はもちろん、子どもたちに関わる全ての方にこの世界を知っていただきたいな、と思うと共に、大人が子どもたちをただ観察し、余計な手出しはせず、謙虚でいることの大切さをあらためて教えてもらいました。
現在、予告編を観ることができるようになっています↓
新宿ピカデリー、イオンシネマ他、全国公開は2021年2月19日(金)です。
とても楽しみですね♪
<公開情報>
監督・撮影・録音:アレクサンドル・ムロ
日本語吹替:本上まなみ/向井 理
2017年/フランス映画/105分/カラー/ビスタ/5.1ch/原題:Le maître est l’enfant/
英題:LET THE CHILD BE THE GUIDE/日本語字幕:星加久実/日本語字幕監修:田中昌子 大原青子
提供:スターサンズ、イオンエンターテイメント、朝日新聞社
配給:スターサンズ、イオンエンターテイメント
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、お会いしましょう!!