こんにちは。「おうちモンテで療育.com」のりっきー(@KodomoOtona58)です。
皆さんは、家庭学習にタブレットなどのIT教材を活用されていますか?
半年が経過し、本人も楽しく自主的に取り組むことができています♪
この記事では、小2の発達っ子がタブレット学習に取り組んだ経験から、発達障害のある子がタブレット学習をするメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを紹介しています。
Contents
凸凹は教科の中にもあった!
我が家の小2の長男には発達障害(自閉症スペクトラム&ADHD)の診断があり、小学校では支援学級で国語と算数の授業を受けています。
「一斉授業の中で、言葉で聞いて理解し、文字にして答える」という学校での一般的な教育スタイルは長男にとっては難しく、視覚・触覚的なヒントや個別での対応が必要な場面も多いです。
支援学級での個別対応により、国語・算数ともに今のところ大きな遅れはなく、普通学級と同じ進度で学習は進んでいます。(宿題も普通級で出されたものをやっています。)
長男が得意なのは、目に入ったもの・聞いたものをそのまま理解したり、法則性のあるものを再現すること、基本ルールに基づいて応用をする、などです。
そのため、算数の中でも演算に関わる分野で力を発揮し、かけ算やわり算に関しても実物を使いながら取り組んだ結果、徐々に暗算もできるようになり、本人も「得意」と認識しています。
また、水のかさなどの「単位の換算」に関わる部分は、最初は「わからない」となるものの、実際にますに水を入れて体感したりと、繰り返し経験をすることで理解ができるようです。
一方で長さをはかる、図形を描く、といった道具を使って細かい操作を必要とするアウトプットの作業や立体の裏側を想像する、といった見えないところを予測することに関しては苦手感を持っています。
近くで見ている親としては、「算数は全般的に得意な方ではあるものの、発達の特性からも分野間の凸凹が大きく、どこかでつまずくと学年が上がったときに本人が大変になるな」という悩みを持っていました。
特にアウトプットに関しては、言葉でのアウトプットも書いてのアウトプットも決して得意とは言えないため、どうしても「板書」という部分で足を引っ張ってしまうのが現実でした。
実際に
・計算はわかっているのに、ひっ算をしているうちに斜めにずれて書いてしまい、答えを間違う
・定規で測ったり、図形を描くときに手が思うように動かず、とてつもなく時間がかかってしまう
というように、本人が困っていたこともあり、小2になったタイミングでタブレットを取り入れることにしたのです。
そして、算数の中での分野別の凸凹に悩んで出会ったのが、「算数に特化した無学年式タブレット『RISU』」でした!
無学年式タブレット『RISU』の特徴とメリット
RISUの一番の特徴は、学年別進度ではなく、本人の進度に合わせられることです。最初の30分ほどの実力テストで、レベル判定があり、ぴったりのところからスタートすることができます。
画像で「クリアずみ」となっている部分はテストで解けているため、その先から進んでいく形です↓
よって「苦手克服」としても「先取り学習」としても対応することが可能になっています。
また、無学年制であるため、月の学習量が決まっておらず、「今月分は終わっちゃったからすることがない」ということが避けられます。
「算数」という教科は、他の教科と違い一度つまずくと、その先もつまずき続けてしまう積み上げ式の教科です。1年生の足し算でつまずけば、そこを理解しない限り、その先の計算で挽回!ということができないのです。
RISUの教材に入っていた小冊子にも、小学校の算数は数そのものの概念の「位」、数え方を把握し、表や図を理解するための「単位」、平面や立体などの「図形」の大きく3つに分類されるとありました。
逆に言うと、この3つを理解することで積み上げができていくということになります。
RISUのタブレットをしていて特に良いと感じたところは、時折出てくる「3分間復習テスト」です。これまでの学習履歴に合わせて、苦手を長すぎず少しずつ復習できます。
しかも苦手な分野という観点だけではなく、なんと人間の忘却曲線に合わせて、忘れてしまいそうな絶妙のタイミングで復習問題が出るという至れり尽くせりの復習システムになっています。
基本的には本人のレベルに合ったぴったりの問題が出てくるので、100点を取れることがほとんどです。得意なところはさくさくと進めていくことができるので、「できる!」というモチベーションを持ちながら時々、苦手分野を復習できるというのが継続の肝になっているように感じます♪
発達っ子に嬉しいポイント
RISUはフォローアップの機能が他タブレットに比べても充実していると感じます。
ステージをクリアしたときなどに、トップ大学の学生チューターからの動画やメッセージがタブレットと登録しているメールアドレス宛に送られてきます。
解き方の解説のような動画もあれば、頑張ったね!と励ましのメッセージだったりもしますので、我が子はそばについてくれる支援学級の先生のような存在に感じるようで、喜んで見ています。
また、送られてくる動画はすでにわかっているものの解説動画、ということがないので、無駄がはぶけて必要なところのみピンポイントでフォローすることができています。
月にかかる料金は?デメリットはないの?
タブレット学習を取り入れる際に気になるのは月々の利用料金ですよね!
RISUのタブレットは基本料金2,480円となっています。
(年額一括払いの場合のひと月あたりの金額となります。)
ステージのクリア数に応じて追加料金がかかることがあります。
8,980円が上限金額となっており、それ以上高額なることはありません。
ちなみに利用者の平均速度は、学校の1.3~1.5倍速程度で月額利用料金は2,980円ということです。
もう一つ、我が家が取り組んでいてデメリットになり得るかなと感じたのは、「算数だけしかない」ということです。
国語や英語、プログラミングなど幅広く『タブレット学習』をしたい場合は、他のタブレット教材との併用も視野に入ってくると思います。
その際は「算数だけダブる」ことになりますので、学習量的にも少し大変、ということはあるかもしれません。
個人的には、他タブレット教材が学校の進度に合わせてプログラムが組まれることが多いため、学校の学習内容は他タブレットに任せ、算数の「先取り」「苦手克服」をRISUに任せる、という選択も十分ありだと感じています!
RISUには幼児用の「RISUきっず」もあります。
詳しくはこちら↓
まとめ
我が家がRISUタブレットに取り組んで感じたメリット・デメリットをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
RISUタブレットは他タブレットに比べて「先取り」もしくは「苦手克服」と目的をはっきりさせた状態で使用でき、よりオーダーメイドなつくりになっていることが大きな特徴です。
他のタブレットを経験して、一般的な教科書ベースの進み方にストレスを感じていた方にとってはとてもおすすめですし、良さを実感できると思います。
とはいっても、RISUには体験期間というものがなく、いきなり本登録をしなければなりません・・・
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最後までお読み頂き、ありがとうございました。
また、お会いしましょう!!